為替勝力 フィリップFXブログ
リスク選好度UP・円安に警戒しよう
まだレンジ内の動きだが、そろそろブレイクする予感。景気後退の中、避難通貨の売買が為替市場をリードすることが多いが、世界経済が回復するまでこの状況が続くだろう。最近ドルにフォーカスすることが多いが、同じ避難通貨の円が市場に与える影響がドルより大きくなっているようだ。今頃クロース円が一番動いているため、USDJPY、EURUSD、EURJPY、GBPUSD、GBPJPY、AUDUSD、AUDJPYのレートが同時に上昇したり下落したりすることが多い。円が市場をリードするとき、大体そんな感じ、もしこれから円安が進むと、ほとんどの通貨ペアがあがるだろう。
今月に入って円安を導く材料が急に増えている。各国の経済指標に加え、米企業決算発表の良い結果により、株式市場が好調、リスク選好度が高まる一方だ。米株式市場でダウ工業株30種が取引時間中では1月上旬以来初めて9000ドルを回復した。一方日経指数も10000円台を目指す展開となっているので、そろそろ円を手放しても良いではないかと思う。
木曜日に投資筋により、金曜日から複数の日系ファンドがドル資産・ユーロ資産を購入するとの情報もあるが、もしその情報が間違っていなければ、ドル円・ユーロ円が一段と上昇し、円が各主要通貨に下落することは避けられない。
ドル円・ユーロ円のほかに、オージードル円、ニュージーランドドル円が中長期的に上がる傾向が強い。その原因は政策金利。リスク選好が進んでいる中、日本の政策金利が豪州、ニュージーランドの政策金利との金利差が縮まることはなく、むしろ景気回復につれて金利差がもっと広がっていくだろう。安定した投資を狙うなら、AUDJPY、NZDJPYを考えてもいいではないか。
ところで、これからドル円にしても、クロース円にしても、いつか急に爆発しそうな円安に十分に警戒しないといけないと思う。
2009.7.24日 1:21更新
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