風読記 フィリップFXブログ
日銀金融政策決定会合
今日の市場の目玉といえば、お昼に発表予定の日銀の政策金利。今の金利維持の可能性が高いとは言われていますが、サプライズがあるのでしょうか。今回はその中身を見てみたいと思います。
日銀の中に、「日銀政策委員会」という最高意思決定機関が設けられ、このメンバーにより開かれる「金融政策決定会合」という会議で金融政策の方針が決まることになっています。そのメンバーは日銀総裁、副総裁2人、審議委員6人の合計9人で、このメンバーによる多数決で金融政策の方針を決定していきます。審議委員は、経済や金融に関する専門知識を持つ人たちの中から、任期5年で両議院の同意を得て、内閣により任命される人たちです。今は任命責任が盛んに言われている内閣の任命というのが少々気になるところではありますが、両議院の同意というのが形だけのものではないことを信じます。
7月の金融政策決定会合と言えばやはり思い出されるのが昨年のゼロ金利解除の会合。時期的にちょうど1年前の会合で利上げが決定されているだけに今回もしや、と思えなくもありません。
為替的にはここで利上げしてくれるとドル円で再度120円を窺う動きになっていきそうなのが面白いところなんですけどね。参院選前ということもあって、世論を刺激しないような内容になるのではないでしょうか。選挙対策の各党としてもこれ以上論戦の種を増やしたくないでしょうし。
今回の会合、その他の見方はコチラから・・・「日本ブログ村・為替ブログ」
2007.7.12日 9:09更新
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