225耳より情報
225耳より情報(週末・連休中に大きな材料連発を受けて)
2025年10月14日 08:24
おはようございます。
10日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「朝方の10月限ミニ先物・オプションのSQ値の概算値が決まった後で相場が動きやすくなる」としつつ、「ソフトバンクグループの利益確定売りや自公連立政権の枠組み維持に関する不透明感に伴う『高市トレード』の行き過ぎからの巻き戻しも警戒されるところ」、「4万8250〜4万8750円のレンジを想定しつつも、4万8000円を意識した下振れもあり得る」と書きました。
実際には、ファーストリテイリング の好決算を受けてSQ値は4万8779円と高く決まったものの、実際の相場は寄り付き時の高値4万8510円から下落基調で推移しました。主力銘柄の利益確定売りに加え、自民党と公明党の連立協議を警戒した売りもあり、一時4万8000円割れまで下落しました。
夜間取引・祝日取引の日経平均先物(12月限)は、公明党が26年ぶりに連立政権を離脱することが決定したことを受けて4万7500円近辺まで下落後、トランプ大統領が中国に対して11/1より100%の追加関税を課すとSNSで投稿したことから週末に4万5200円割れまで大幅に下落しました。
週明けの月曜日(祝日)は、トランプ大統領が対中姿勢を若干トーンダウンさせ、中国との新たな貿易摩擦緩和に向けた取引にオープンな姿勢を示したこともあり、買い戻しが主体となって4万6400円から4万7000円超えまで上昇しました。
14日の日経平均株価は、米国株市場の堅調な戻りを受けて、上値は4万7250円をめどに10日夜間の日経平均先物で米国株市場が始まる前に付けていた4万7500円近辺まで上振れての戻りを試す余地があるとみます。一方で、公明党の連立離脱に伴う首班指名の不透明感からの売り圧力から、4万6750円をめどに下値を試す展開もあり得るとみます。深押しがある場合は、一目均衡表の日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)である4万6477円も要注意です。