225耳より情報
225耳より情報(配当権利落ちと米国政府機関の一部閉鎖リスク)
2025年09月29日 08:25
おはようございます。
26日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「配当権利付き最終日の需給要因と円安ドル高の買い要因が見込まれる一方、日本国債の利回り上昇が嫌気される展開も考えられます。引き続き4万5500円の下値意識から19日の高値4万5852円を上値として意識する展開を想定」と書きました。
実際には、為替の円安と配当権利取りの動きから4万5750円近辺まで上昇しましたが、米国で堅調な経済指標が相次いで利下げ観測が後退したことから半導体株を中心に売りに押され、大引けにかけて4万5300円台まで下落しました。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、米国の経済指標に反応する展開となりましたが、4万5000円割れ〜4万5200円のレンジ内で推移しました。
29日の日経平均株価は、配当権利落ちが265〜270円近辺ある中、4万5000円割れを押し目として買いが入るのかどうかが焦点となりそうです。
米国連邦議会で月末までに「つなぎ予算」が可決しない場合には一部の政府機関閉鎖も懸念され、雇用統計といった重要指標の発表も延期される可能性があります。
上値が4万5200円台にとどまれば、4万5000円割れからの下振れが大きくなる展開も想定されます。