225耳より情報
225耳より情報(FRBの独立性への懸念で揺さぶられる展開)
2025年08月27日 08:25
おはようございます。
26日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「海外市場の軟調な展開を受け継いで、4万2500円割れから押し目買いが入るかどうか、どの程度のリバウンドとなるかが焦点となりそうです。4万2400〜4万2700円近辺のレンジでの推移を想定」と書きました。
実際には、寄り付き直後にトランプ米大統領がFRBのクック理事を解任すると発表したことを受けて、外国為替市場でドル安・円高方向に振れたことが下落を加速しました。
寄り付き後の4万2700円近辺から、4万2100円台まで下落しました。その後は押し目買いや買い戻しが下値を支え下げ渋る展開をみせて4万2400円台まで戻りました。
夜間取引の日経平均先物(9月限)は、堅調な経済指標を受けて米国株が上昇したことを受けて4万2500円超えまで戻りました。
27日の日経平均株価は、4万2500円超えを目指す動きに対し、さらなる上昇となるのか、上値を抑えられて下落に転じるのかの見極めが必要な局面となりそうです。
日本の長期金利が上昇しやすくなっていることに加え、米FRBの独立性への懸念から円高・ドル安に振れやすくなっていることもあり、4万2000円に向けた動きとなる可能性もあるとみます。