225耳より情報
225耳より情報(日米関税交渉でトランプ大統領の強硬姿勢)
2025年07月02日 08:25
おはようございます。
1日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「寄り付き前に日銀短観が発表されることから、寄り付き後に振れやすい展開が想定されます。日米関税交渉が思わしくない状況と伝えられていることもあり、4万0500円近辺の上値の一方、押し目買い意欲も強いと見られることから4万0200円近辺の下値を想定」と書きました。
実際には、日銀短観が市場予想よりも強い内容だったことから為替が円高ドル安に振れたことや、機関投資家による益出しの動きが優先したことを受けて、寄り付きの4万0345円を高値として売り基調で推移しました。4万円の節目を下値として試す動きが中心となりました。
夜間取引の日経平均先物(9月限)は、夕方以降、為替の円高ドル安が進む中で3万9600円まで下落しました。
米国の景気指標が強かったことや、米国の減税・歳出法案が上院で可決したことを受けてダウ工業株30種平均株価は大幅高となりましたが、トランプ大統領が日米通商合意難航と示唆し、対日30〜35%の関税を警告したことから、朝方には3万9500円台まで下落しました。
2日の日経平均株価は、日米関税交渉の不調を受けて3万9700円近辺で上値が抑えられつつ、下値を試す展開を想定します。下値しては、一目均衡表の日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)である3万9439円近辺を目途と見ます。