225耳より情報
225耳より情報(メジャーSQのイベント後は下振れに警戒)
2025年06月13日 08:25
おはようございます。
12日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「為替の円高ドル安および米中摩擦の緩和に関する材料出尽くしなどから上値が重くなる一方、13日に先物とオプションの6月限の最終決済に関する特別清算値(SQ値)の算出を控えていることから、下値模索も限定的なものになる」としつつ、「3万8250円のオプション権利行使価格を挟んで上下250〜300円近辺の値幅での推移を想定 」と書きました。
実際には、4-6月期の法人企業景気予測調査で大企業景況感が悪化したことを契機に売りが優勢となり、寄り付き後の3万8400円から3万8100円まで下落しました。
夜間取引の日経平均先物(9月限)は、為替の円高ドル安を受けて夕方に3万8000円割れから始まり、米国の物価や雇用の経済指標発表で3万8250円近辺まで上昇する局面がありましたが、その後は概ね3万8100円台の横ばいで推移しました。
13日の日経平均株価は、11日以降、上値を切り下げる中で、先物とオプションの6月限の最終決済に関する特別清算値(SQ値)の算出のイベント終了後に方向感が出やすいことから、3万8000円割れを契機に売りが加速しやすい展開に注意が必要と考えます。
一目均衡表の日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)である3万7900円台、同基準線(ローソク足26本分の高値と安値の中心値)である3万7600円近辺などへの下落の可能性もあると見ます。