225耳より情報
225耳より情報（雇用統計と米中摩擦の緩和期待で上値試し）
2025年06月09日 08:27
おはようございます。
6日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「米国の雇用・景気の指標の軟化が目立っており、ドル安円高で推移しやすくなっている点は要注意」としつつ、「3万7500〜7600円台で上値を抑えられやすい展開を想定」と書きました。
実際には、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席との電話協議が行われ米中貿易摩擦の緩和期待が台頭し、寄り付きの3万7590円を底として3万7756円まで買われました。
夜間取引の日経平均先物（6月限）は、米国の5月の雇用統計が堅調だったこと、および、米中の代表が9日に通商協議を開くこととなったことを受けて、一時3万8170円まで買われました。利益確定売りも3万7900円台までの下落にとどまりました。
9日の日経平均株価は、日米関税協議の進展度合いが芳しくない点が上値を重くする面があるものの、米中貿易摩擦の緩和への期待が相場を支えるとみて、3万8000円を中心に、3万7800円近辺〜3万8100円台での推移を想定します。
