225耳より情報
225耳より情報(3万8500円超え高値更新も続伸ならず)
2025年06月12日 08:25
おはようございます。
11日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「半導体関連や中国向け設備投資関連への買いが中心となり、13日に先物とオプションの6月限の最終決済に関する特別清算値(SQ値)の算出を控えていることから、引き続きオプション権利行使価格の3万8500円と3万8250円が意識されやすい展開を想定」と書きました。
実際には、半導体関連銘柄への買いと円安を背景に、寄り付き後に3万8500円を一時超えましたが、その後は3万8300円割れまで下落後に押し目買いが入り、3万8400円を中心とした狭いレンジでの横ばいで推移しました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、米中協議による合意を好感する流れを受けて3万8750円まで上昇する場面がありましたが、米国の消費者物価指数(CPI)発表後に為替がドル安円高に振れたことを受けて下落に転じました。
さらに、米国とイランの核開発問題に関する交渉失敗への懸念を受けた地政学リスクの高まりも売りに拍車をかけたこともあり、3万8300円まで下落しました。
12日の日経平均株価は、為替の円高ドル安および米中摩擦の緩和に関する材料出尽くしなどから上値が重くなる一方、13日に先物とオプションの6月限の最終決済に関する特別清算値(SQ値)の算出を控えていることから、下値模索も限定的なものになると考えられます。
3万8250円のオプション権利行使価格を挟んで上下250〜300円近辺の値幅での推移を想定します。