225耳より情報
225耳より情報(値上がり銘柄数の多さに伴う騰落レシオ過熱感も意識)
2025年08月08日 08:25
おはようございます。
7日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「自動車株の決算発表で関税の影響が和らいで業績予想を上方修正するものが出てきたこともあり、買い基調で推移する展開が想定されます。一目均衡表の日足の基準線の近辺である4万0700円が下値・押し目買いのメドとなる可能性の一方、上値は4万1000円超えを試す展開を予想」と書きました。
実際には、トランプ関税の発表を受けて半導体関連が軟調に推移したものの、好決算を発表した銘柄への買い意欲が全体相場の底上げに寄与したこともあり、寄り付き近辺の4万0700円割れを底値として4万1100円台まで上昇しました。
夜間取引の日経平均先物(9月限)は、米ダウ先物の上昇に伴って4万1300円台まで上昇する場面がありましたが、米国の景気指標やインフレ予想の発表を受けて米国株が軟調に推移したこともあり、4万1000円近辺に下落しました。
8日の日経平均株価は、引き続き決算発表銘柄への物色に加え、米国市場と同様に半導体関連銘柄への買い戻しの動きに伴う下支えが期待できそうです。
一方で、三連休前であることや自民党の両院議員総会への警戒のほか、騰落レシオ(市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場の過熱感を見るテクニカル指標)による過熱感も意識されやすく、上値が重くなる面も出てくると考えられます。
4万1000円を軸として上下それぞれ150〜200円近辺のレンジ内での動きを想定します。