225耳より情報
225耳より情報(エヌビディア10%安を受けて)
2024年04月22日 08:24
おはようございます。
19日の「225耳より情報」で日経平均株価について「エヌビディアが堅調だったことを受けて半導体関連の牽引で3万8000円の上値を試す一方、金融政策変更の可能性から3万7500円の節目割れを試す売り圧力も大きい」と書きました。
実際には、半導体関連の売りが目立ち、寄り付き後の3万7749円を高値として下落基調で推移しました。
更に、午前10時頃にイスラエルによるイランへの攻撃が報じられました。その時の日経平均株価が3万7200円近辺でしたが、情報が不透明な中で寄り付きからちょうど1000円安の3万6749円を安値とするまで大きく売られました。
核施設への攻撃が裂けられた等のニュースが出て午後からは買い戻しの動きもでたものの、報道が出た午前10時ごろの3万7200円近辺、あるいは高値と安値の中心値である3万7249円近辺までの戻りにとどまりました。
その後の夜間取引における日経平均先物(6月限)は、半導体やハイテクに連動したナスダック総合指数に概ね連動する動きとなりました。
特に今まで日本株の上昇の主要な原動力だった「エヌビディア関連」の主役の半導体大手エヌビディアが前日比10%の大幅安となったことが響き、米国株取引開始時の3万7500円超から夜間取引終了時は3万7100円近辺まで売られました。
また、ソフトバンクグループ子会社の英アームホールディングスも前日比16.9%の大幅安でした。
22日の日経平均株価は、半導体関連株価の下落の影響で3万7100〜3万7200円近辺を上値として売り先行となる展開が想定されます。
ただ、地政学リスク面で更に売り込むニュースが出ない限りは、3万7000円割れの局面があっても、リバウンドで取引時間中の高値奪還を目指すものとみます。