225耳より情報
225耳より情報(需給悪化の中で10日のSQが意識される日)
2024年05月09日 08:23
おはようございます。
8日の「225耳より情報」で日経平均株価について「『セル・イン・メイ』が話題となりやすい時期」としつつ「引き続き為替相場の円安ドル高戻り基調の中で下値が維持されやすい一方、前日の大幅上昇の反動で上値が重くなる展開」と書きました。
実際には、寄り付き直後の3万8749円を高値として、安値3万8200円割れまで取引時間終了にかけて一方的に売られる展開となりました。
信用倍率など需給が悪化する中で、10日のミニ先物とオプションの最終決済に係る月次の特別清算値(SQ値)算出日に向けて「現物買い・先物売り」の裁定取引解消売りが出やすいタイミングだったことが考えられます。
その後の夜間取引における日経平均先物(6月限)は、3万8160〜3万8440円のレンジで推移し、リバウンドの兆しを見せています。
9日の日経平均株価は、10日のSQ日に向けてオプション権利行使価格の3万8500円、および3万8250円のレンジが意識されやすい中で、3万8000円の節目を試す動きが出る可能性も含む展開と見ます。