風読記 フィリップFXブログ
円キャリー解消
カナダ中銀の利上げに始まった夜間でしたが、ダウの下落と円キャリートレードの解消で欧州通貨買い/ドル売りというこれまでの展開から、円買い/ドル売りへと移行してきました。ユーロ/円は168円台を維持できず、166.60円まで下落。昨日安値をしっかりと割り込んでいる事も、調整圧力の後押しとなっている。ドル/円も同様の展開となっており、こちらは円買い/ドル売りのダブルパンチで下落に勢いが増した形になりました。さらにサブプライムローン、S&Pの格付け下げ懸念で一気にこれまでの鬱憤が吐きだされたかのような動きに。結局一時121円台をも割り込んでしまいました。今はさすがに自律調整で値を戻していますが、今日の日本株市場の動きでは121割れも可能性として頭に入れておいたほうがいいでしょう。
何にせよ、ストップを置いておくのは重要というのが今回の円急騰ではっきりしたのではないでしょうか。
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2007.7.11日 9:03更新
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