225耳より情報
225耳より情報(4万9500円近辺での動きがポイント)
2025年10月21日 08:25
おはようございます。
20日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「高市自民党総裁の首班指名への期待の高まりといったプラス材料から4万8500円を試す動きが出る可能性の一方、米国市場に関して米地銀の信用リスクと米中摩擦再燃のリスクに再び目が向いて利益確定売りも想定されます。」と書きました。
実際には、米国株市場で米地銀の信用不安の後退や米中貿易交渉を続けるとの観測から買いが優勢となった中で、高市総裁が女性初の首相に選出されることが確実視されたことから幅広く買いが優勢となりました。寄り付き後の4万8250円近辺から大引けの4万9185円まで終始上昇基調で推移しました。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、東京市場の堅調な流れを引き継ぎつつ、米国市場でも貿易問題を巡る米中の対立が緩和に向かうとの見方が広がったことや、米連邦政府機関の一部閉鎖の解除が近いとの思惑も買いを誘ったこともあり、4万9800円まで上昇しました。その後は、4万9700円近辺の横ばいで推移しました。
21日の日経平均株価は、高市内閣発足への期待感から買い基調が続く一方、5万円の大台を前に利益確定売りの圧力も大きくなると考えられます。4万9500円が中心軸なのか、押し目買いのめどなのかがポイントとなりそうですが、中心軸と捉えて、4万9750円~4万9800円台近辺の上値に対し、4万9250円近辺の下値を想定します。