225耳より情報
225耳より情報(権利付き最終日、需給要因に注意)
2024年03月27日 08:30
おはようございます。
26日の「225耳より情報」で日経平均株価について「19日高値4万0003円と翌21日安値4万0452円の間に『マド』といわれる空白の価格帯を埋める動きが中心になる」と書きました。
実際には、4万0280〜4万0529円の狭い値動きでのレンジで推移しました。4万円まで売られる動きが見られなかったことは、底堅さを示した面もありそうです。
現物価格より200以上円安いと見られる日経平均先物(6月限)の夜間取引は、4万0490円まで上昇する局面がありましたが、27日朝の時点では4万0250円まで下落しています。
27日の日経平均株価は、権利付最終日であること、および権利落ちに伴う価格の不連続を補正するための主要指数型のETF(上場投資信託)による配当分再投資の先物買いなどを意識した先回り買いが見込まれます。
他方、引き続き年金のポートフォリオ・リバランスに伴う債券買い・株式売りの四半期末要因と、買いと売りの両方の需給要因が併存するとみられます。
先物を中心に値動きの大きなとなる可能性もあるなか、4万0500円割れからの押し目買いとなるのか、上値として重石となるのかの見極めがポイントでしょう。