225耳より情報
225耳より情報(3月決算日週の需給特殊要因を意識)
2024年03月25日 08:26
おはようございます。
22日の「225耳より情報」で日経平均株価について「21日の大きな動きの翌日でもあることから4万1000円の節目を中心として上下200円程度までの比較的小動きになるとみます」と書きました。
実際には、高値と安値の値幅は373円で4万1000円の節目を挟んだ動きとなりましたが、中心は4万0900円近辺になりました。
後場寄りの下値からの押し目では大引け前にかけて4万1000円まで戻ったことから、比較的トレードを行いやすい動きだったようにも思われます。
現物価格より200以上円安いと見られる日経平均先物(6月限)の夜間取引は、米国株市場がスポーツ関連のナイキ決算発表を受けて消費関連が軟調だったことやその他の銘柄も利食い売りが目立ったことを受けて、概ね4万0450〜4万0620円のレンジでやや軟調に推移しました。
日経平均株価の現在の短期的な位置付けは、4万円の節目を超えた4日を起点として下限を12日安値の3万8271円とするレンジの上限を試しに行く最中の相場と捉える余地があります。
4日の価格帯のどこを中心と見るかで多少はブレますが、計算上は4万2000円近辺を上限と捉える余地があるように思われます。
25日の日経平均株価は、米国株市場でエヌビディアなど半導体関連銘柄とナスダック市場が堅調だったことを背景に、寄り付き後の安い局面から徐々に堅調に推移するような展開を想定します。
3月決算の権利付最終日や、権利落ちに伴う価格の不連続を補正するための主要指数型のETF(上場投資信託)による先物買いなどを意識した先回り買いなども株価を押し上げる要因となりそうです。