225耳より情報
バリュエーション面でも昨年の高値超えで上昇の勢い鈍化を警戒
2025年08月14日 08:25
おはようございます。
13日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「引き続き強い地合いの下で4万3000円を押し目の目処としつつ、4万3500円近辺まで値を伸ばす可能性もあります。ただ、決算発表銘柄数が減少していることから、相場を押し上げる勢いが鈍化する可能性があり、半導体関連銘柄の動向に左右されやすい面も出てきそう」と書きました。
実際には、米国の物価指標に伴う利下げ期待と出遅れていた半導体関連銘柄への買いに押し上げられて、4万3000円近辺から4万3450円まで上昇しました。
夜間取引の日経平均先物(9月限)は、ベッセント米財務長官の米国の利下げへの言及に加え、日銀が利上げに後手に回っている旨の発言をしたこともあり、4万3400円台から一時4万3040円まで下落しました。
14日の日経平均株価は、指数の構成銘柄における加重平均予想PERや同PBRから見て、昨年7/11の水準に並ぶところまで買われたことや、25日間の東証プライム市場の騰落レシオが150%を超える中で決算発表の件数がピークアウトしていることなどから、相場上昇の勢いが鈍化する展開を想定します。
上値は4万3300円台、下値は4万2800円台近辺を目処とみます。