225耳より情報
225耳より情報(週末に米国とEUの合意、米中も関税適用一時停止期間延長の報道)
2025年07月28日 07:25
おはようございます。
25日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「2日連続の大幅高に対する利益確定売りに押される一方、為替のドル高円安による下支えが期待されると見て、4万1500〜4万1800円近辺での推移を想定」と書きました。
実際には、足もとで値を上げた自動車や銀行株などを中心に利益確定売りに加え、決算内容を嫌気して急落する銘柄も目立ち、今後の業績発表を警戒視する「ガイダンスリスク」も意識されました。
寄り付き後の4万1773円から大引けにかけて4万1400円近辺まで終始売り基調で推移しました。
夜間取引の日経平均先物(9月限)は、米国とEU(欧州連合)との関税合意期待を中心に米国株市場が堅調に推移したものの、日米関税合意の具体的内容についての日米での齟齬などが指摘されている点や、その他に材料不足だったこともあり、4万1300〜4万1450円の狭いレンジ内での推移に終始しました。
28日の日経平均株価は、日本時間28日未明に米国とEUが関税交渉で合意に至ったことや、米中の関税適用一時停止期間が延長されるとの報道が出ていることから、寄り付き後にリスク選好の勢いが強まる可能性がある一方、決算発表のガイダンスに伴う売りも出てくるとみられることから、4万1400〜4万1800円台近辺のレンジでの推移を想定します。