225耳より情報
225耳より情報(3万8000円割れの押し目買い試し)
2025年02月25日 08:30
おはようございます。
21日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「3万8500円が押し目買いの水準として機能するかどうかが試されそうです。同価格で先物投機筋の仕掛け的な売りも考えられますが、来週に向けて上下にそれぞれ250円程度の値幅へのレンジ相場へと移行することが想定」と書きました。
実際には、3万8500円を割り込んで3万8400円まで下落しましたが、午前10時過ぎに日銀の植田総裁が衆院予算委員会で「長期金利が急激に上昇する例外的な場合は機動的に国債買い入れの増額をする」と発言したと伝わると、為替は150円台の円安へ振れ日経平均も3万8800円近辺まで上昇しました。
夜間取引の日経平均先物(3月限)は、現地21日に発表された米国の経済指標が相次いで悪化したことを受けて3万8050円まで下落しました。
週明けの祝日取引は3万8300円台後半まで戻りましたが、24日の夜間取引では3万7900円割れまで下落する場面がありました。
25日の日経平均株価は、3万8300円台を上値とする一方、米国の半導体関連銘柄の軟調な地合いを受けて下値は3万8000円割れを試すことが想定されます。
週足の基準線(ローソク足26本分の高値と安値の中心値)が3万7823円にあることにも留意しておきたいところです。