2025年08月01日 08:25
おはようございます。
31日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「日銀の金融政策決定会合の結果発表後の乱高下が想定される一方、米国の大型ハイテク株に加え、国内主力銘柄の決算発表も堅調なものが相次いでいることから、4万0600〜4万0900円台のレンジで底堅く推移する展開を想定」と書きました。
実際には、寄り付きの4万0600円台から大引け前の4万1100円超えまで、終始買い基調で推移しました。
日銀の金融政策決定会合で物価見通しが上方修正されたものの、米大型ハイテク株の堅調な決算、米FOMCに伴う為替のドル高円安に加え、月末特有の機関投資家によるリバランスの買いが日経平均株価を押し上げました。
夜間取引の日経平均先物(9月限)は、植田日銀総裁の会見がハト派色の強かったこともあり、円安ドル高の進展から夕方に4万1300円近くまで一時上昇しました。
その後、米国の物価指標が上振れたことで米国の利下げ観測が一層後退するとみなされたことに加え、アームホールディングスやクアルコムなど前日に決算発表した半導体関連銘柄の下落を受けて売り基調で推移し、4万0600円近辺まで下落する場面がありました。
1日の日経平均株価は、為替の円安ドル高や米アップルの決算発表を好感する動きによる下支えが見込まれる一方、半導体製造装置の主力銘柄の減益見通しに加え、8/1から導入されるトランプ関税の新税率の影響を見ていくフェーズが意識されて上値が重くなることも考えられます。米雇用統計の発表を控えての様子見も強まりそうです。
4万0600〜4万0900円台での推移を想定します。