2025年06月20日 08:25
おはようございます。
19日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「米国市場の祝日に伴う休場を控えて取引が薄くなることが見込まれる中、3万8500円の節目を下値として意識しつつ、3万8800円近辺の上値までのレンジ内での推移を想定」と書きました。
実際には、中東情勢が緊迫化の度合いを強めるなか、これまで相場を牽引していた半導体関連の主力株に売りがかさみ、日経平均を押し下げる格好となりました。外国為替市場ではドル高・円安方向に振れたこともあり、3万8500〜3万8600円の狭いレンジの横ばいで推移しました。
夜間取引の日経平均先物(9月限)は、欧州諸国の政策金利引き下げが相次いだことから為替の円安ドル高を受けて3万8700円まで上昇する場面がありましたが、欧州株式市場が軟調に推移したことから3万8400円割れまで下落しました。
20日の日経平均株価は、週末に向けて米国によるイラン核施設空爆への関与の可能性が意識されることから、3万8500円の上値が意識されそうです。
衆院解散の見送りに加え、財務省が開催する国債発行計画に関する国債市場特別参加者会合の動向も注目されるでしょう。