2025年07月11日 08:25
おはようございます。
10日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「ETF決算に伴う分配金捻出の売りを先回りする動きで上値が抑えられやすいことに加え、為替の円高ドル安も上値を重くする展開が想定されます。ミニ先物とオプションの7月限のSQ(特別清算値)算出日を11日に控え、4万円近辺では神経質な動きが見られると考えられます。一方で、米半導体エヌビディアが時価総額4兆ドルに達したことを受けて半導体関連を中心に買われる場面も想定されます。」と書きました。
実際には、ETF決算に伴う分配金捻出の売りへの警戒が強くなりました、寄り付き後の3万9800円超えから売りが優勢となり、3万9500円台前半まで下落しました。
夜間取引の日経平均先物(9月限)は、相場を動かす材料に欠ける中、3万9600〜3万9750円の狭いレンジ内での横ばいで推移しました。
11日の日経平均株価は、ミニ先物とオプションの最終決済に関する特別清算値(SQ値)算出のイベント通過後に、方向性を出しやすいことが想定されます。
半導体受託製造の台湾積体電路製造(TSMC)の月次売上が堅調だったことの半導体関連へのプラス面の一方、米国とは対照的にトランプ関税への先行き不透明感に伴うマイナス面も想定されます。