2024年04月26日 08:25
おはようございます。
25日の「225耳より情報」で日経平均株価について「一目均衡表の日足の転換線が3万8000円近辺まで切り下がる中で、3万8000円が押し目買いのメドとして機能するかどうかが大きなポイントになりそう」としつつ、「3万8000円割れでは、プットオプションの売り建てポジションに係る損失回避のための先物売りなども想定されることから、3万7750円近辺までの下振れの可能性も考慮されるところ」と書きました。
実際には、寄り付き後の3万8129円を高値として、すぐに3万8000円割れとなりました。その後は終始売り基調で推移し、大引け前に3万7613円の安値を付けました。
為替の円安が進む中でも、それが日銀の利上げに繋がる可能性があることから日本株への追い風にならなくなっている構造変化の兆しが窺われます。
夜間取引における日経平均先物(6月限)は、米経済指標の発表後に3万7200円近辺まで売られる局面がありましたが、その後は米国市場の取引時間終了後に大型ハイテク企業の好決算発表を機に3万7800円台後半まで上昇しました。
26日の日経平均株価は、日銀金融政策決定会合の結果発表を昼頃に控え、発表後の相場変動・乱高下も想定されます。特に、国債買い入れの減額への言及や物価見通しの上振れなどに対しては利上げ前倒し観測が台頭しやすくなるでしょう。
3万8000円の節目を超えたところでは戻り売り圧力が急速に高まる可能性がありそうです。