2024年03月19日 08:26
おはようございます。
18日の「225耳より情報」で日経平均株価について「3万9000円または、2/16高値かつ2/29安値の3万8870円近辺が重要価格として意識されるとみます。」と書きました。
実際には、日銀のマイナス金利解除やETF購入、およびYCC(イールドカーブ・コントロール)撤廃を織り込んだうえでその後のゼロ金利が続くとの見方から、寄り付き後に3万9000円を突破。そのまま大引けにかけて買いが加速して3万9769円まで上値を伸ばしました。
大きな材料を抱えた際の週明けの動きで、大台の価格となる節目を抜けた際に、トレンドフォローで動けたかどうかがトレードの上で最大のポイントだったと思われます。
大きな節目の価格ブレイクの際にストップロスやデルタヘッジの先物買いなどを巻き込みやすいといった点もあるでしょう。
現物価格より200以上円安いと見られる日経平均先物(6月限)の夜間取引は、米国市場時間では概ね3万9300〜3万9450円近辺で推移しています。
19日の日経平均株価は、日銀金融政策決定会合の発表をお昼時前後に控えていますが、18日の動きによって既に織り込まれた可能性もあり、発表後に材料出尽くしからの売りの動きも考えられます。
4万円が上値として意識される可能性もありますが、3万9500円や3万9250円などオプション権利行使価格、一目均衡表の日足転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)である3万9371円を下値のメドとして乱高下する可能性も見ておきたいところです。