2025年11月19日 08:20
おはようございます。
18日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「引き続き5万円割れが焦点となる一方、政府の経済政策への期待から5万0500円超えの上値も意識されるところです。ボラティリティ(価格変動性)の高い展開に振り回されそうな相場展開が想定」と書きました。
実際には、リスク回避の売り圧力が急速に強まり5万円台を割り込んだだけでなく、一気に4万8600円台まで下落する場面がありました。長期金利の上昇、ビットコイン価格の急落などが投資マインドを冷やし、半導体関連への売りや高市首相の「存立危機事態」に関連したインバウンド関連の売りに押されました。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、米国株市場で現地19日にエヌビディアの決算発表を控えて主要ハイテク株に売りが出ているほか小売大手の決算発表も冴えないことから、一時4万8400円近辺まで下落しました。
その後は、暗号資産のビットコインが9万ドル割れの後、9万3000ドルへ反発したことや、米雇用の軟調なデータに伴う利下げ観測もあり、4万9100円近辺まで上昇する場面がありました。
19日の日経平均株価は、前日に訪日外国人客数の発表があったことやビットコイン価格の持ち直しなどを受けて反発局面から4万9000円超えの上値を試す展開が想定されます。
一目均衡表の日足の基準線(ローソク足26本分の高値と安値の中心値)が4万9590円にあることから、上振れの余地も考えられますが、エヌビディア決算を控えたポジション調整に伴う売りも考えられるところから、4万8500円の下値を試す場面も考えられるところです。