2025年11月21日 08:25
おはようございます。
19日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「時間外取引のエヌビディア株価が、好調な決算内容を受けて上昇して推移していることから、AI半導体関連銘柄を中心とした買い、および円安の進行から4万9500円超えから5万円に向けた上昇が期待できるとみます。」と書きました。
実際には、日経平均先物(12月限)で午前9時時点で既に5万0250円近辺まで上昇する中、日経平均株価もAI(人工知能)半導体・データセンター関連銘柄がひと通り寄り付いた後に5万0600円近辺まで上昇しました。
一方、高市政権による経済対策に関する財政懸念からの国内長期金利の急ピッチな上昇は投資家の慎重姿勢を強める要因となり、朝方の上昇一服後、4万9600円台〜5万円のレンジ内で推移しました。
夜間取引の日経平均先物は、為替の円安ドル高と9月の米国雇用統計を受けて、欧州時間の4万9600円から、米国時間の5万0200円まで上昇しましたが、FRB高官のタカ派発言やエヌビディアが下落に転じたことを受けて米国株が失速したことを受けて急転直下、4万8500円まで大幅下落となりました。
21日の日経平均株価は、三連休を控えてポジション調整の動きが見込まれることから、4万8500円を中心に4万8000〜4万9000円の大きなレンジ内でボラティリティの高い展開を想定します。
一目均衡表の週足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)が4万8500円近辺にあり、先々の見通しを窺ううえで押し目買いが機能するかどうかの重要ポイントとなりそうです。