2025年11月18日 08:25
おはようございます。
17日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「引き続き5万円割れが焦点となる一方、政府の経済政策への期待から5万0500円超えの上値も意識されるところです。ボラティリティ(価格変動性)の高い展開に振り回されそうな相場展開が想定」と書きました。
実際には、前週末の欧米株市場の軟調な地合いを引き継ぎ、4万9845円まで下落する場面がありましたが、その後はAI関連や半導体セクターの主力株が買われたことで下げ渋り、5万0400円まで戻る展開となりました。
その後は、中国当局が中国国民に対し日本への渡航を控えるように注意喚起を行ったことを受け、インバウンド関連株への風当たりが強まったことや、国内の新発10年債利回りが17年半ぶりの高水準となったことなどを警戒する動きから上値の重い推移となりました。
夜間取引の日経先物(12月限)は、円安ドル高の進行による下支え要因の一方、米国の利下げ観測が後退したことや半導体大手エヌビディアが売られたことから米国株が軟調な展開となり、5万〜5万0400円のレンジで推移しましたが、午前4時前から下落が加速し、4万9500円まで下落する場面がありました。
18日の日経平均株価は、5万円の節目が上値のメドとして重くなる一方、4万9500円まで下値を試す展開が想定されます。