2025年06月30日 08:25
おはようございます。
27日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「弱い材料が見当たらない中で6/30が3月末決算銘柄の配当支払いがピークを迎えること、および公務員の賞与支給日であること、および海外企業や運用会社の中間期決算に伴うお化粧買いが入りやすいことから、大引けまで強勢を保ちつつ、4万円の節目を目指す展開を想定」と書きました。
実際には、寄り付きの3万9847円を底値として4万0200円台まで上昇しました。米半導体大手のエヌビディアの最高値を更新を受けた半導体関連などハイテク株への買い、および米中の貿易摩擦緩和に関する材料や米相互関税の国別上乗せ部分の一時停止措置の期限が延長される可能性に関する報道などに後押しされて、終始買い基調で推移しました。
夜間取引の日経平均先物(9月限)は、貿易協定への期待が投資家のリスク選好度を高めたほか、この日発表されたインフレ指標を受け連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が高まったことを背景に、米国株への買いとともに4万0600円台まで上昇しました。
トランプ米大統領がカナダとの貿易交渉を突如打ち切ったほか、イランを再度攻撃することを検討すると表明したものの、4万0400円割れから押し目買いが入りました。
30日の日経平均株価は、公務員の賞与支給日に伴う需給面の買い要因の一方、年金によるポートフォリオリバランスに伴う売り要因も考えられる中、4万0500円を軸として上下それぞれ200〜250円近辺のレンジ内の動きを想定します。
コールオプションの売りポジションに関する損失回避の先物買いなどを巻き込んで強い動きが続きやすい面もありそうです。