2025年12月29日 08:25
おはようございます。
26日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「受渡ベースの年内最終日に関連した損益通算の売りの一方、新NISAの年間投資枠や12月権利付き最終日の買いといった需給要因」に言及しつつ、「ボリンジャーバンドの日足プラス1σや一目均衡表の週足転換線などをめどとして、5万0400〜5万0600円をめどとした底堅い推移を想定」と書きました。
実際には、海外投資家の休暇による「閑散に売りなし」の中、12月期の権利付き最終日に伴う買い要因が目立つ展開となりました。5万0500円超えで寄り付いた後、後場寄り後には5万0941円まで上昇しましたが、大引けにかけて5万0600円近辺まで押される展開となりました。
夜間取引の日経平均先物(3月限)は、12月権利付き最終日で買われた反動に加え、米国株市場で利益確定売りが先行したこともあり、5万0430円まで下落する局面がありました。その後は米国株市場における「サンタクロース・ラリー」への期待感からの底堅さに下支えされ、5万0700円近くまで上昇しました。
29日の日経平均株価は、寄り付き前に12月の日銀金融政策決定会合における主な意見の公表を踏まえつつ、ボリンジャーバンドの日足プラス1σ(5万0648円)や一目均衡表の週足転換線(5万0436円)などをめどとして、5万0400〜5万0700円近辺のレンジ内での推移を想定します。