2025年12月08日 08:25
おはようございます。
5日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「海外市場の動きを受けて安く始まるものの、内需系のバリュー株を中心とした中間配当の再投資を受けて押し目買いの動きからの戻りとして、5万0500円割れから5万1000円近くまでの範囲の動きを想定します。」と書きました。
実際には、前日の米株式市場では、NYダウが下落、ナスダック指数は上昇と米国市場が高安まちまちだった中、日経平均は前日まで3日続伸し1700円あまりじょうしょうしていたこともあり、利益確定売りが優勢となりました。
指数寄与度の高い一部の銘柄への売りとともに下落し、寄り付き後の5万0600円台から5万0200円近辺まで下落しましたが、30年国債入札が堅調だったこともあり、午後は大引けにかけて5万0500円に向けて買い戻しの動きが見られました。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、欧州時間で日銀の利上げを想定した円買いの動き一巡から50770円まで上昇後、50500円台前半への押し目から米国の物価指標や景気指標が好感されて米国時間に入って5万0800円台まで上昇する場面がありました。その後、米国時間終了に向けては、米国株の利益確定売りに押されつつも5万0550〜5万0700円のレンジ横ばいで推移しました。
8日の日経平均株価は、寄り付き前の国内7-9月期実質GDPの改定値や実質賃金動向が利上げ観測を弱める展開となれば5万0800〜0900円台への上振れとなる可能性がありますが、米FOMC(連邦公開市場委員会)の結果発表を日本時間11日の早朝に控えて、様子見姿勢が強まれば、中間配当の再投資を背景に5万0500円近辺を下値とするレンジでの推移も想定されます。