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225耳より情報

225耳より情報(上値と下値のレンジ切り下げの展開へ)

2025年12月18日 08:25

おはようございます。

17日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「中間決算の配当再投資や冬の賞与といった需給面の買い要因が一巡し、年末特有の損益通算の売りも出やすい背景の下、4万9500円が押し目買いのめどとして機能するかどうかがポイントになりそう」と書きました。

実際には、夜間先物で下値として意識された4万9500円を下回って寄り付き、4万9100円割れまで下落しましたが、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が下げ止まったこともあり、半導体関連株を中心とした主力株の一角に買い戻しから4万9600円近くまで上昇しました。その後、4万9250円近辺まで下落しましたが、大引けにかけて4万9500円を回復しました。

夜間取引の日経平均先物(6月限)は、欧州時間では4万9700円近辺の横ばいで推移しましたが、米国時間に入ると米国のIT・ハイテク株の上値は重く、売りが先行したことを受けて4万9000円割れまで下落しました。

18日の日経平均株価は、夜間先物の水準からの買い戻しから、ボリンジャーバンドのマイナス1σ近辺の4万9250円近辺を意識した推移を想定します。

米消費者物価指数や日銀金融政策決定会合の結果を待ちたい心理も強く、上値は4万9200円近辺にとどまる可能性の一方、米国市場の時間外取引で半導体メモリー大手マイクロンテクノロジーが好決算を発表して買われていることから、場合によっては寄り付き後の4万9500円を意識した戻り可能性もあるとみます。

また、下値が4万9000円近辺からの押し目買いが入るのか、仕掛け的な売りからさらなる下値を探るのかのせめぎ合いもポイントになりそうです。

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