2025年06月10日 08:25
おはようございます。
9日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「米中貿易摩擦の緩和への期待が相場を支えるとみて、3万8000円を中心に、3万7800円近辺〜3万8100円台での推移を想定」と書きました。
実際には、米中摩擦への警戒感がひと頃より和らいでいることに加え、前週末に発表された5月の米雇用統計は事前コンセンサスを上回る内容であったことを受けて、上値を試す展開となりました。3万8178円まで上昇後、3万8000円を割り込むことなく推移しました。
夜間取引の日経平均先物(6月限)は、ロンドンで行われている米中協議への期待が続く中で、3万8330円まで上昇する場面もありましたが、明日も継続協議となったことからやや方向感を欠く展開となり、3万8200円台で主に推移しました。
10日の日経平均株価は、前日高値の3万8178円を中心に上下それぞれ150円近辺の値幅での推移を想定します。ただ、13日に先物とオプションの6月限の最終決済に関する特別清算値(SQ値)の算出を控えていることから、オプション権利行使価格近辺では仕掛け的な売買に伴う値動きの乱高下には注意が必要でしょう。