2025年12月04日 08:25
おはようございます。
3日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「4万9500円割れからの押し目買いとして機能するかどうか、4万9750円近辺の上値が重くなるかどうかがポイントになりそう」と書きました。
実際には、米国市場で米利下げ観測やビットコインへの売り一服で主力中心株に買い戻しが優勢となったことを受けて、AI・半導体関連の主力株に人気集中し、全体指数を押し上げる展開となりました。
寄り付きの4万9500円近辺から5万0100円台まで上昇後は、国内長期金利上昇が重しとなり、大引けにかけて4万9800円台まで下落しました。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、米国市場の取引開始前に米国経済指標の発表が相次いだことに対し、4万9300円台まで下落する場面がありましたが、米国株市場が利下げ期待の高まりを受けて堅調に推移したことを受けて、4万9900円まで上昇しました。
4日の日経平均株価は、5万円の攻防を中心に、11月SQ値近辺の5万0300円台への戻りを試す余地の一方、債券市場の動向次第では4万9500円台への下値を試す余地もあるとみます。お昼前後に結果が判明する30年国債入札の動向で相場の方向が変わる可能性もあるでしょう。