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幅広く学ぶ、TradingViewのすべて

 

第20回SNS機能②(アイデアの活用)

世界中の投資家に人気のチャートツールであるTradingViewに関する基礎知識を学び、使いこなしていくためにその多彩な機能や使い方を紹介していきます。

 

1.チャートだけじゃない、SNS機能も魅力

前回はTradingViewで利用できるSNS機能を紹介しました。今回はそのSNS機能の中でも、特に幅広く利用されている「アイデア」についてご紹介します。
アイデアは、TradingViewユーザーが分析チャートを用いて金融や相場、トレードなどについて自分の考えを投稿できる機能です。投稿されたアイデアに他のユーザーはコメントや評価をすることができます。気になるテーマでアイデアを投稿・シェアして、チャートをベースにした相場分析の意見交換やトレードプランの相談などをしてみましょう。

 

2.アイデアを見つける・投稿する

アイデアを見つける

投稿されたアイデアは、主にTradingViewのコミュニティページから閲覧できます。「トレードアイデア」と「教育アイデア」を大きなジャンルと位置づけて、そこから各カテゴリがまとめられているので、見たいアイデアから選んで探すと便利です。

また、検索バーや各金融商品の個別ページからも関連したアイデアを探すことができます。

アイデアを作成、投稿する

自身で作成したアイデアを公開するためには、有料プランの契約が必要です。
アイデアの投稿には、公開後の削除や非公開への設定変更はできないなど、ルールが設けられているので、事前に規約をよく確認しておきましょう。

アイデアの作成は、掲載したいチャートを表示した状態で画面右上にある「投稿」ボタンをクリックします。そこからタイトルやテキスト、カテゴリを入力していき、最後にアイデアの公開設定をして投稿します。
投稿したアイデアは、チャート画面右側パネルの「自分のアイデア」から確認・管理することができます。

 

3.有効活用するためのポイント

評価、注目度の高いアイデアを参考にする

数多く投稿された中から、より価値あるアイデアを探し出すために参考となる指標にはいくつかあります。
まずはブースト(評価)やコメント数が多いものをチェックしてみましょう。多くのユーザーが評価したり、交流が活発なアイデアには有益な情報がある可能性が高いです。コミュニティページの「エディターズピック」や「話題のアイデア」のカテゴリは、ユニークな内容や注目度の高い発想に触れることができます。

投稿後のチャート推移を確認

アイデアに表示されるチャートは、新しいバーを読み込んで投稿時点から現在まで表示することができます。この機能を使うことで、過去に投稿されたアイデアも最新のチャートを見ながら確認・検証することができ、特に上位時間軸・長期的なスパンのアイデアで効果を発揮してくれます。

アイデアストリーム

気に入ったアイデアやユーザーを発見したときはフォローすることで、アイデアストリームと呼ばれる自分だけのタイムラインに組み込むことができます。フォローしたアイデアが更新されたり、ユーザーが新しいアイデアを投稿したタイミングを察知でき、新たに検索する必要がなくなります。

プライベートアイデア

公開しない設定のプライベートアイデアであれば、無料プランのユーザーでも利用できます。アイデアへのリンクを知っている人だけが閲覧でき、投稿後の編集や削除も自由に行なえるため、アイデアの準備やトレードノートとしてなど使い勝手が良いです。

 

4.終わりに

世界中の金融商品のチャートを取り扱うTradingViewには、世界中の投資家が集まっています。5000万を超えるユーザーが日々発信しているアイデアは、投資家の集合知を形成してユーザーの求めているものを提供してくれています。
実用的な情報が得られるだけでなく、アイデアを投稿したり評価やコメントなどのアクションを通して自らの投資家コミュニティが活性化されるので、ぜひ積極的に活用してみてください。