第22回キーボードショートカット

世界中の投資家に人気のチャートツールであるTradingViewに関する基礎知識を学び、使いこなしていくためにその多彩な機能や使い方を紹介していきます。

 

1.多様なメニューを素早く呼び出す

TradingViewの多機能なメニューの多くは、特定のキーを押すだけで機能をすぐに呼び出し、利用できるキーボードショートカットに対応しています。
今回はキーボードショートカットについてをご紹介します。

 

2.キーボードショートカットの確認方法

キーボードショートカットは、ホームメニューからヘルプページにある一覧を確認することができます。各メニューの項目やマウスオーバーしたときの説明にも、それぞれ対応したキーが記載されています。WindowsとMacでは、同じショートカットでも入力するキーの一部が異なるので、事前に確認しておきましょう（今回はWindows準拠で記載しています）。
ヘルプページの一覧は100種類以上のキーボードショートカットがあり、6項目に分類されています。特に「チャート」「インジケーター＆描画」は基本的な操作に関するものが多いので、おすすめです。

 

3.覚えておくと便利なショートカット

チャート操作

• 時間足の変更→「,」
  • 現在のチャートを入力した数字の分足に変更することができます。また、数字+「H」キーで時間足、数字+「D」キーで日足、数字+「W」キーで週足、数字+「M」キーで月足に変更できます。
• 日付指定→「Alt」+「G」
• チャートを1バー右にスクロール→「→」
• チャートを直近のバーにスクロール→「Alt」+「Shift」+「→」
• チャート表示のリセット→「Alt」+「R」
  • チャート移動に関するショートカット。スクロールは「Ctrl」+左右方向キーで高速化もでき、描画オブジェクトを選択中に方向キーを押せばオブジェクトをチャート上で動かすこともできます。
• アラートを追加→「Alt」+「A」
• 注文パネルを開く/閉じる→「Shift」+「T」
• チャートレイアウトの読み込み→「.」

 

チャート操作

• インジケーターを開く→「/」
• すべての描画を非表示→「Ctrl」+「Alt」+「H」
• トレンドライン→「Alt」+「T」
• 水平線→「Alt」+「H」
• フィボナッチ・リトレースメント→「Alt」+「F」
• 選択した描画をコピー→「Ctrl」+「C」
• 描画を貼り付け→「Ctrl」+「V」

 

インジケーター＆描画

対応したキーボードショートカットを使いこなせるようになるほど、メニューを呼び出して選択する手順を短縮できたり、連続で同じ操作ができるのでチャート分析の作業効率が良くなります。
普段自分がよく使う操作のショートカットを調べて、活用してみてください。