FX取引では外国の指標や指数、または通貨の名称など普段の生活の中ではあまり耳にしないようなワードが多く聞かれます。
そこでこの記事では、FX、MT5関連キーワードを紹介し、内容の理解を深めていただくとともに、お取引に役立てていただけるようまとめています。
MT5は、世界中で利用されている高性能なFXのプラットフォームです。さまざまな機能に加え、カスタムインジケーターやEAなど、MT5独自の有利な取引システムを使えるという特徴があります。この記事を読めば、初心者でも簡単にMT5を使いこなせるはずです。
最初は使いづらいと感じるかもしれませんが、慣れてしまえば、他のプラットフォームでは物足りなくなる方も少なくありません。この機会にMT5を使いこなし、一段階上のトレードを実現させましょう。
まずは、PC版のMT5の導入方法や使い方からご紹介します。
フィリップ証券のMT5を利用するためには、フィリップ証券の口座を開設する必要があります。口座を開設後、フィリップ証券の公式サイトからMT5をダウンロードしましょう。
MT5を立ち上げるとログイン画面になるので、ログインID、パスワードを入力してください。
「表示」か「気配値」から、MT5にチャートを追加する方法を解説します。
MT5チャート上部の「表示」より、「銘柄」をクリックし、チャートに追加したい銘柄・通貨ペアをダブルクリックします。
「ファイル」→「新規チャート」→「FX-PS0FX-PS01 」と進み、先ほど追加した銘柄・通貨ペアをクリックすればチャートの設定は完了です。
チャート左側の気配値表示上でマウス右クリックし、「全て表示」をクリックします。銘柄・通貨ペアを選択し、マウス右クリック→「チャートウィンドウ」を選べばチャートの設定は完了です。
MT5には3つの注文方法があります。それぞれ「カウントダウン注文」、「指値注文」、「決済方法」について解説します。
カウントダウン注文は、現在価格での注文方法です。MT5チャート上部の「新規注文」をクリックすると、注文画面が出てきます。
タイプの項目でカウントダウン注文を選択すれば、カウントダウン注文が可能です。そして、成行売りか成行買いをクリックすれば、現在の価格で注文が可能です。
Stop lossで損切り、Take Profitで利益確定の設定も可能となっています。パネルからでも注文は可能ですが、損切り・利益確定の設定はできないので注意しましょう。
指値注文は指定した価格で注文が行えます。MT5チャート上部の「新規注文」をクリックすると、注文画面が出てきます。タイプの項目で指値注文を選択し、価格を指定しましょう。
次に、成行売りか成行買いをクリックすれば、指定した価格で注文が可能です。指値注文は6種類の注文が行えます。
Limitは指値注文。Stopは逆指値注文。Stop Limitはストップリミット注文を行えます。
決済注文を発注する場合はツールボックスを表示し、取引タブを選択し、ポジション損益欄の「×」をクリックします。ワンクリック注文の設定を選択している場合には、クリックした時点のレートで決済注文が発注されます。ワンクリック注文でない場合には、「×」をクリックした際に発注確認画面が表示され、カウントダウン注文か指値または逆指値などの設定をするのかの選択画面が開きます。
MT5には、チャートの中に別のチャートを表示させるミニチャート機能が搭載されています。使い方は、「挿入」→「オブジェクト」→「グラフィック」より「チャート」をクリックしてください。次に、ミニチャートを表示させたいチャート上でクリックすれば、表示可能です。
MT5では、搭載インジケーターとカスタムインジケーターの2種類のインジケーターが利用できます。それぞれの使い方を見ていきましょう。
MT5チャート上部の「表示」→「ナビゲータ」をクリックし、「指標」をクリックします。利用したいインジケーターをクリックし、パラメーターを設定すればチャートに反映されます。
カスタムインジケーターは、MT5等の外部サイトで入手する必要があります。入手後、「ファイル」→「データフォルダを開く」→「MQL5」→「Indicators」へファイルを保存しましょう。
MT5を再起動すれば追加したインジケーターが反映されるので、チャート上に反映させれば利用可能です。
MT5には、44種類のテクニカル分析ツールが搭載されています。MT5チャート上部の「挿入」→「オブジェクト」より、利用したいテクニカルツールを選択しましょう。
MT5では、EA(自動売買)が利用できます。まずは、「ツール」→「オプション」→「エキスパートアドバイザ」をクリックし「アルゴリズム取引を許可する」をチェックしましょう。
次に、EAファイルを用意します。EAファイルを用意した後は、MT5の「ファイル」→「データフォルダを開く」→「MQL5」→「Experts」へファイルを保存し、MT5を再起動すれば反映されます。
ここでは、スマホ版のMT5の導入方法や使い方を解説します。
MT5アプリは業者ごとに用意されていません。フィリップ証券の口座を利用したい場合も、MetaQuotes社の公式サイトよりダウンロードしましょう。注意点として、「デモ口座を開く」を選択してしまうと、MetaQuotes社のデモ口座を開いてしまうので注意が必要です。「取消」をタップして先に進んでください。
MT5アプリを利用する場合は、フィリップ証券のデモ口座かリアル口座が必要になるので、事前に開設しておきます。
アプリをタップ後、左上にある三本線のメニューボタンをタップします。次に「口座管理」をタップします。「+」マークをタップし、「証券会社を検索」と書かれている検索窓にphillipと入力しましょう。
Phillip Securities Japan,Ltd.をタップします。 次に口座ID・パスワード・サーバー名を入力し「ログイン」をタップすれば、ログイン可能です。
MT5アプリの通貨ペアの追加方法や削除方法、並び替え方法を解説します。
通貨ペアを追加するには、「気配値」をタップします。「+」マークをタップし追加したい通貨ペアをタップすれば、気配値に通貨ペアが加わります。
気配値から通貨ペアを削除したい場合は、右上の鉛筆マークをタップします。ゴミ箱マークをタップし、削除したい通貨ペアのチェックボックスをチェックし、もう一度ゴミ箱マークをタップすれば気配値から通貨ペアが削除されます。
気配値の通貨ペアの並び替えをしたい場合は、右上の鉛筆マークをタップし並べ替えたい通貨ペアをタップし、そのままスライドして移動しましょう。左上の「←」ボタンをタップすれば設定が反映されます。
チャートの設定は気配値をタップし、チャートに表示したい通貨ペアをタップすれば画面にチャートが表示されます。
チャートの表示サイズを変更したい場合は、指先でピンチイン・アウトすることで変更可能です。右側に書かれている価格の上をスライドすることで、ローソク足の縦の長さを変更することもできます。
時間足の表示設定をしたい場合は、まずはチャート上をタップし、表示したい時間足をタップ
し、歯車のマークをタップしましょう。表示させたい時間足にチェックマークをし、「変更を保存」をタップすれば設定が可能です。
インジケーターを使いたい場合はチャート画面の上部にある右から4番目のマークをタップするかチャートをタップして出てくる丸い形のメニューをタップします。
メインチャートの右側にある「f+」と書かれたボタンをタップすれば利用可能なインジケーターの一覧が出てきます。使いたいインジケーターをタップすればチャートに反映される仕様です。MT5アプリでは、カスタムインジケーターは利用できないので注意しましょう。
チャート上のインジケーターを削除したい場合は、チャート画面の上部にある、右から4番目のマークをタップするかチャートをタップして出てくる丸い形のメニューをタップします。
次に、右上のゴミ箱マークをタップします。削除したいインジケーターを右のチェックボックスにチェックを入れ、再度ゴミ箱マークをタップすれば削除完了です。
チャート上にオブジェクトを表示させたい場合は、まずはチャートをタップします。図形が組み合わさったデザインのマークをタップし、「+」ボタンをタップしましょう。利用できるオブジェクトの一覧が表示されるので、使いたいオブジェクトをタップすればチャート上に描画されます。
チャートに表示されたオブジェクトを削除したい場合は、描写されているオブジェクトを長押しします。右上に現れたゴミ箱マークをタップし、削除したいオブジェクトを選択すれば削除可能です。
MT5アプリの注文方法について解説します。利用できる注文方法は成行注文と指値注文です。
成行注文をする方法は、「トレード」をタップし「+」ボタンをタップします。チャートをタップし、「トレード」をタップしてもよいです。「成行注文」をタップし、注文したいロット数を設定します。
ストップロス(損切りの注文)とテイクプロフィット(利益確定の注文)の入力を設定したい場合は、設定も可能です。最後に「BUY(買い注文)」か「SELL(売り注文)」をタップすれば注文が行えます。
成行決済する方法は、「トレード」タブをタップします。決済したいポジションを長押しし、「決済」をタップすれば決済可能です。
指値注文をしたい場合は、「トレード」をタップし「+」ボタンをタップします。チャートをタップし、「トレード」をタップしても同じようにできます。「利用したい指値注文」をタップし、注文したいロット数を設定しましょう。
次に、指値注文の価格を設定します。ストップロス(損切りの注文)とテイクプロフィット(利益確定の注文)を設定したい場合は、設定します。「BUY(買い注文)」か「SELL(売り注文)」をタップすれば、指値注文が可能です。
当社が提供しているMT5は初心者でも簡単に扱うことができ、さらに使いこなしていくと、より便利にお客様の取引スタイルに合わせてカスタマイズしていくこともできます。カスタマイズすることで自分専用の取引ツールに進化していき、より利益を追求しやすくなることにもつながります。
初心者からプロトレーダーまで、どなたでも幅広く利用しやすいMT5、ぜひ自分自身に合った使い方を見つけてみてください。