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幅広く学ぶ、TradingViewのすべて

 

第5回チャートを見る②基本2(チャート設定/時間足・バー変更)

世界中の投資家に人気のチャートツールであるTradingViewに関する基礎知識を学び、使いこなしていくためにその多彩な機能や使い方を紹介していきます。

 

1.設定変更で見やすい画面を

TradingViewのチャート画面は、自由なカスタマイズが可能です。常に表示することになるので、分析がしやすく見やすい自分専用のチャート設定にしておきましょう。今回はチャートの画面設定と、時間足やバーのスタイルの変更方法を紹介します。

 

2.チャートの設定方法

チャート設定では、主にバーや背景の色や、画面に表示される情報の有無を変更できます。変更は、上のメニューパネル右側やチャート画面上で右クリックで呼び出すメニューにある歯車アイコンの「チャート設定」から行えます。

「シンボル」の項目では、主にバーの色を変えたり、価格ラインの表示を変更できます。
「ステータスライン」は、シンボル情報やインジケーターに表示される情報を変更できます。

「スケール」では、縦軸(価格や値)と横軸(時間)の設定変更ができます。特に価格スケールは、シンボル名や現在値のラベルの視認性を上げたり、バーのクローズまでをカウントダウンをしてくれるなど便利な機能が揃っています。
「外観」は、背景やグリッド、カーソル、スケールテキストの色を変更できます。チャートの背景色を変更しても、周囲のパネルの色は変更されません。こちらはアカウントメニューや右クリックメニューの「カラーテーマ」からダークを選択することで、暗色基調に変更できます。また、透かしの項目にチェックを入れると、チャート画面の背景に大きくシンボル名と時間足が表示されます。

「トレーディング」では、売買ボタン表示の他、ポジションに関するラベル表示を変更できます。「イベント」は、チャート上に表示するアイデアや経済イベントを変更できます。
変更した設定は、名前をつけてテンプレートとして保存することができます。

保存したテンプレートは、次から名前をクリックするだけで切り替えができるので、複数の設定を用意して使い分けることも可能です。

 

3.時間足やバースタイルの変更方法

次に時間足やバーの変更について紹介します。
次に時間足やバーの変更について紹介します。

マークを押すと、時間足やバーのスタイル一覧が表示されます。時間足の一覧では、一番下にある項目で数字と時間単位を入れて「追加」を押すことで、好みの時間足を作成・登録することもできます。

それぞれ右側にある星マークのお気に入りにチェックを入れると、メニューパネル上に固定表示されます。よく切り替える時間足やバーのスタイルは、お気に入りに追加しておきましょう。また、どちらもプランによっては利用できないものがあるので注意してください。

 

4.終わりに

自分が使いやすい画面の構築は、良い分析をするための準備でもあります。デフォルト設定も良いですが、設定項目を一度確認し、実際に触ってみることで必要なものだけを残し、より洗練された自分だけのチャート画面を目指してみましょう。