世界中の投資家に人気のチャートツールであるTradingViewに関する基礎知識を学び、使いこなしていくために、その多彩な機能や使い方を紹介していきます。
TradingViewとは、米国のシカゴに本社があるTradingView Inc.が開発しているトレードプラットフォームです。基本的な機能は無料で利用でき、株や為替、国債、暗号資産など数多くの金融商品を対象にチャート分析・取引できるのが特徴です。
アカウントを作成することで自分の設定がクラウド上に保存されるので、PCブラウザやスマホのアプリなどいつどこからでも同じ環境を利用できます。
TradingViewが多くの投資家から支持されている大きな理由は、
などが挙げられるでしょう。
メインとなるチャートには、時間足やバーの選択、描画ツールやインジケーターなど分析に必要な機能が豊富に備わっています。
また分析機能以外にも、画面の背景やバーの色を変えたり、表示する情報を最小限にしてスッキリとしたチャートにするなどの表示デザインも、自分好みにカスタムすることができます。
TradingViewでは、世界中にある取引所・ブローカーの市場データが提供されており、幅広いシンボル（銘柄）をチャートで表示することができます。例えば、米ドル円（USDJPY）を検索すると取引所ごとに異なる候補が表示され、別のチャートとして扱われていることが分かります。
シンボル以外にも、国や企業のファンダメンタル情報や経済ニュースが集まっており、公開された経済指標や経済データ、各企業の財務状況などもTradingViewで確認することができます。
チャート以外にも、分析やトレードに関するアイデアをTradingView上で公開したり動画配信をして、情報の共有、意見交換ができるSNS機能が備わっています。チャットやアイデアのタイムラインを覗いたり、気になる投資家のアカウントをフォローすることで、より効果的な情報収集ができるでしょう。
TradingViewは、その便利で高機能なサービスが支持されて、世界中で5000万人以上の投資家が利用しています。フィリップ証券でもTradingViewのチャート機能が導入されていますので、基本的な機能の使い方から把握していき、今後のチャート分析やトレードに活用できるようにしていきましょう。