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幅広く学ぶ、MT5のすべて

 

第1回 MT5とは?

MT5を知るには、その歴史を知ることが重要です。MT5の歴史をひも解き、そして代表的な機能などを紹介していきます。

 

1.MT5リリースの経緯

MetaTrader 5(MT5)は、MetaQuotes Ltd.によって開発された、為替を始めとする金融商品の取引プラットフォームです。2010年6月にリリースされました。

 

世界中のFXトレーダーが利用するMT4は2005年にリリースされており、MT5はMT4の後継バージョンです。

MT4は為替特化型のツールとして開発及び利用がなされてきました。しかしMT5は為替のみならず、株式、商品・株価指数などの先物、暗号資産など様々な金融商品に対応しています。

日本にはまだありませんが、海外では既にMT5で株式や先物取引が可能な業者も存在しています。

『ちなみに、CFDであれば株価指数を取引できるMT4もあります。国内ではMT5も同様で、フィリップ証券のMT5はCFDで株価指数の取引ができます。』

 

2.MT5でできること

MT5の主な機能は下記3点です。

  • チャート表示
  • 裁量取引
  • 自動売買

MT5はチャート表示のみならず、裁量の取引機能に加え、自動売買機能も搭載しています。ただし、上記3点はいずれもMT4でも利用できる機能です。しかしMT4の後継として開発されたMT5は、それぞれMT4を上回る機能を有しています。

例えばチャート表示機能について、MT4は限られた時間足(1分足・5分足・15分足・30分足・1時間足・4時間足・日足・週足・月足)の表示しかできません。一方、MT5なら分足でも1~6分・10・12・15・20・30分の各足が表示できます。


MT4の後継として開発されたMT5は、見た目や基本的な機能はMT4に似ているものの、機能は大幅に強化されています。

 

3.MT4の壁を超える必要があるMT5

2005年にリリースされたMT4は、多彩なチャート表示機能や使い勝手のよいEAによる自動売買機能が評価されて、世界中に利用者が広まりました。

その後2010年にMT5が登場したものの、MT4で利用できたインジケーターやEAがMT5で利用できない仕様がネックとなり、MT5の普及はスローペースにならざるを得ませんでした。

既にMT4登場から18年、MT5登場から13年が経過しているものの、MT5最大のライバルはMT4と言っても過言ではありません。

『ちなみにMT4とMT5の開発元のMetaQuotes社は、既に社内リソースを完全にMT5にシフトしています』


MetaQuotes社のニュースサイトではツールの話題はほとんどがMT5(https://www.metatrader5.com/ja/news)

 

4.最後に

世界的に見ればMT5を採用する事業者は着実に増えており、MT5は徐々に浸透しつつあります。

MT5は為替のみならず、株式や先物取引にも対応する拡張性の高いツールです。MT4に比べ各機能が向上し、株式取引などの拡張性もあるMT5利用の第一歩を、フィリップ証券で踏み出してはいかがでしょうか。

 

執筆者紹介

FX雑誌『外国為替』の編集長。元FX攻略.com副編集長。

成功しているトレーダーや証券会社への豊富な取材経験を生かし、公正かつ独自性が高い執筆をモットーとしている。
また、個人投資家として、FX、海外株式、先物、暗号資産など、幅広いジャンルへの投資を行っている。