【米国ウィークリー2019年7月30日号(2019年7月29日作成)】銘柄ピックアップ

 

アルファベット(GOOGL

市場:NASDAQ・・・2019/10/212019/123Q7-9月)の決算発表を予定

・2015年にGoogleの持株会社として設立。傘下企業で最大のGoogleは、Android、Chrome、Gmail、Googleドライブ、Googleマップ、Google Play、Google検索、YouTubeなどを提供している。

・7/25発表の2019/12期2Q(4-6月)は、売上高が前年同期比19.3%増の389.44億USD、純利益が同3.1倍の99.47億USD。Google独自のウェブサイトが好調に推移し、主力の広告収入が伸びた。前年同期に計上したEUの制裁金の影響も剥落。EPSは14.21USDと市場予想の11.75USD上回った。

・会社計画は非公表。通期市場予想は、売上高が前期比3.1%減の1,325.52億USD、当期利益が同8.2%増の332.48億USD。Google Cloudは同社で最も成長している事業の1つで、同事業を含むGoogleその他売上高は同39.7%増の61.81億USD。ピチャイCEOによると、世界大手メディア10社のうち9社、大手小売10社のうち7社がGoogle Cloudを利用している。クラウドの成長に期待。(増渕)

 

インテル(INTC

市場:NASDAQ・・・2019/4/252019/121Q1-3月)の決算発表を予定

・1968年に設立した世界最大の半導体メーカー。主力製品として、「Corei7」、「Corei5」、「Xeon」、「Intel Atom」などのマイクロプロセッサー製品、FPGA製品、フラッシュメモリー製品などを販売する。

・7/25発表の2019/12期2Q(4-6月)は、売上高が前年同期比2.7%減の165.05億USD、純利益が同16.5%減の41.79億USD。減収減益となったものの、会社計画の売上高156億USDを上回って着地。IoT部門の売上は過去最高を更新。調整後EPSは1.06USDと市場予想の0.93USDを上回った。

・2019/12期3Q(7-9月)会社計画は、売上高が180億USD、EPSが1.16USD。通期会社計画を上方修正。売上高を690億USDから695億USDへ(前期実績:708.48億USD)、調整後EPSを4.35USDから4.40USDに引き上げた。一方、EPSは4.14USDから4.10USDに引き下げた(同:4.48USD)。同社はスマートフォン向けモデム事業の大半をアップル(AAPLに売却することで合意したと発表。(増渕)

 

ハネウエルインターナショナル(HON

市場:NYSE・・・2019/10/182019/123Q7-9月)の決算発表を予定

・1885年にサーモスタットを発明したアルバート・バッツが創業。航空宇宙、ビルディング制御技術、高性能材料の開発・製造、安全・生産性ソリューションなど多様な技術と製造の事業を展開。

・7/18発表の2019/12期2Q(4-6月)は、売上高が前年同期比15.3%減の92.43億USD、営業利益が同0.8%減の17.62億USDだが、営業利益マージンが同280ポイント上昇の19.1%、2018年のスピンオフ(住宅関連製品と輸送システム)の影響を除くオーガニック売上高が同5%増と堅調だった。

・2019/12通期の会社計画は、オーガニック売上高が前期比4-6%増(前回発表時は同3-6%増)、EPSが同8-10%増(前回発表時は同7-10%増)と予想下限を上方修正。「ソフトウエア・インダストリアル・カンパニー」への転換戦略の下、2018年に事業のスピンオフを実施。同戦略の下、5GやIoT普及により多様なデータの流通を実現できる「コングロマリット」企業として有望視したい。(笹木)

 

キーサイト・テクノロジーズ(KEYS

市場:NYSE・・・2019/8/282019/103Q5-7月)決算発表の予定

・ヒューレット・パッカードから独立したアジレント・テクノロジー(Aの電子計測事業を2014年に引き継ぐ。無線通信、航空・宇宙・防衛、半導体の各市場向けに電子計測プラットフォームなどを提供。

・5/29発表の2019/10期2Q(2-4月)は、売上高が前年同期比10.1%増の10.90億USD、純利益が同2.4倍の1.53億USDと好調だった。全市場の顧客が5G向け研究開発投資を強化したこと、および2018/1末に統合したイクシア(可視化・セキュリティー)の売上高が同32%増となったことが寄与。

・2019/10期3Q(5-7月)会社計画は、売上高が前年同期比1.4-5.4%増の10.18-10.58億USD、Non-GAAPのEPSが同9.0-18.0%増の0.97-1.05USD。5G関連の通信ソリューションや自動運転・IoT関連の電子産業ソリューションのほかイクシア部門が更なる成長を後押ししよう。7/25にクアルコム(QCOMと5G技術の検証に係る提携を発表。5G早期普及の鍵を握る動きとして要注目。(笹木)

 

コカ・コーラ(KO

市場:NYSE・・・2019/10/232019/123Q7-9月)の決算発表を予定

・1886年設立。世界最大の飲料メーカーで200以上の国・地域で500以上のブランドを展開。会社名でもあるコカ・コーラのほか、綾鷹、ネクター、ファンタ、ジョージアコーヒーなどのブランドがある。

・7/23発表の2019/12期2Q(4-6月)は、売上高が前年同期比6.1%増の99.97億USD、純利益が同12.7%増の26.28億USD。調整後EPSは0.63USDと市場予想の0.61USDを上回った。オーガニック売上高は同6%増。Coca-Cola Zero Sugarの販売が引き続き伸びた。Coca-Cola Plus Coffeeも寄与。

・通期会社計画を上方修正。比較可能な調整後売上高を同12-13%増から同12%増へ上限を引き下げた一方、調整後営業利益を同6-7%増から7-8%増に引き上げた。為替変動を除くベースでは、調整後売上高を同3-4%増から同4%増に下限を切り上げ、調整後営業利益を同10-11%増から同11-12%増へ引き上げた。オーガニック売上高は同4%増から同5%増へ引き上げた。(増渕)

 

ツイッター(TWTR

市場:NYSE・・・2019/10/212019/123Q7-9月)の決算発表を予定

・2007年設立。リアルタイムで会話や自己表現ができるプラットフォーム「Twitter」や、ライブ配信アプリ「Periscope」を提供する。情報配信のプラットフォームとして世界中の報道機関も利用している。

・7/26発表の2019/12期2Q(4-6月)は、売上高が前年同期比18.4%増の8.41億USD、純利益が同11.2倍の11.19億USD。総エンゲージメント広告数は増えたがエンゲージメントあたり費用が横ばいで推移。繰延税金資産計上により増益。調整後EPSは1.58USDと市場予想の0.19USDを上回った。

・2019/12期3Q(7-9月)会社計画は、売上高が8.15-8.75億USD、営業利益が4,500-8,000万USD。通期会社計画は、営業費用が前期比20%増、株式報酬費用が3.50-4.00億USD(前期:3.26億USD)、資本的支出が5.50-6.00億USD(同:4.83億USD)。2Qのデイリーアクティブユーザー数(mDAU)は1.39億人と前年同期の1.22億人から増加。フィード表示や通知方法の改善が寄与した。(増渕)

 

(※)決算発表の予定は7/26現在であり、変更される可能性があります。

 

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笹木和弘プロフィール笹木 和弘
フィリップ証券株式会社:リサーチ部長
証券会社にて、営業、トレーディング業務、海外市場に直結した先物取引や外国株取引のシステム開発・運営などに従事。その後は、個人投資家として活動する一方、投資セミナー講師としても活躍。テクニカル分析を得意とし、以前よりTwitterで米国市場関係者のアカウントをフォローし米国市場動向にも詳しい。アセアン諸国に長期滞在経験もあり、実用タイ語検定3級資格を保有するタイ通でもある。2019年1月にフィリップ証券入社、日本・米国・アセアン市場をカバー。公益社団法人 日本証券アナリスト協会検定会員、国際公認投資アナリスト(CIIA®)。

 

増渕透吾プロフィール増渕 透吾
フィリップ証券株式会社:リサーチ部
1991年栃木県生まれ。2016年に広島大学大学院社会科学研究科社会経済システム専攻修了。経済学修士。国内証券で個人営業を経験し、2017年10月にフィリップ証券入社。米国株日本株アセアン株をカバーしている。ファイナンス的アプローチや理論に沿った考え方、データを用いた計量的な検証を心がけている。公益社団法人 日本証券アナリスト協会検定会員補。

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