225耳より情報
225耳より情報(11月限SQと5万円の攻防戦)
2025年11月14日 08:25
おはようございます。
13日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「為替の円安ドル高と高市政権の成長戦略といったポジティブな面が強調されやすい一方、11月限のミニ先物とオプションの取引最終日であることから、5万1000円、5万1250円、5万1500円といったオプション権利行使価格が意識されて上値、下値が限定的となる展開を想定」と書きました。
実際には、値がさハイテク株が売られて5万1000円割れの安値近辺から始まったものの、為替の円安ドル高やバリュー株への物色を受けて、午前10時過ぎには5万1338円まで上昇しました。
その後は、5万1100〜5万1300円の狭いレンジでの横ばいで推移しました。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、米連邦政府機関の一部閉鎖を終わらせるつなぎ予算の成立が材料出尽くしとして米国株の利益確定売りを加速させたことを受けて、一方的に売られる展開となり、5万1250円近辺から5万円近辺まで下落しました。
経済指標の発表の遅れが続きそうなことや、つなぎ予算が来年1月30日までの暫定的なものであること、および米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測の後退も米国株売りの要因となっているもようだ。
14日の日経平均株価は、11月限のミニ先物とオプションの最終決済に関する特別清算値(SQ値)の算出のイベントに対し、5万円の攻防戦が焦点となりそうです。
一目均衡表の日足の基準線(ローソク足26本分の高値と安値の中心値)である4万9590円が下値のターゲットとなりそうです。
一方で、日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)が5万0855円にあることから、5万0750円近辺への戻りで上値を試す余地も考えられます。



