225耳より情報
225耳より情報(オプション権利行使価格を意識)
2025年11月13日 08:20
おはようございます。
12日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「寄り付きは高く始まるものの、上値が抑えられる展開を想定します。ミニ先物とオプションの最終決済に係る特別清算値(SQ値)の算出を金曜日に控えて、5万1000円を意識しつつ、引き続き値動きの荒い動きとなることが考えられます。」と書きました。
実際には、寄り付き後に5万1000円を付けた後すぐに、5万0600円割れまで下落しました。その後は為替の円安ドル高を背景に、後場寄り後の5万0600円台への押し目を挟んで5万1000円に戻る動きを繰り返しました。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、日銀の利上げ延期の思惑から1ドル155円まで円安ドル高が進む中で、5万1400円台まで上昇しました。米国株市場開始後は、米ナスダック総合指数が前日比マイナス圏に沈んだことから一時5万1120円まで下落しましたが、5万1250円を意識した横ばいで推移しました。
13日の日経平均株価は、為替の円安ドル高と高市政権の成長戦略といったポジティブな面が強調されやすい一方、11月限のミニ先物とオプションの取引最終日であることから、5万1000円、5万1250円、5万1500円といったオプション権利行使価格がレンジの上限、下限として意識されやすい展開を想定します。



