225耳より情報
225耳より情報(ソフトバンクGの好決算とエヌビディア株全部売り)
2025年11月12日 08:25
11日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「米国市場のリスク選好の動きを受けた上昇が5万1500円まで続くのか、あるいは、先物の夜間取引の高値を超えられずに利益確定売りに押されるのかどうかがポイントになりそうです。下値の目処は5万0900円台を想定します。」と書きました。
実際には、米株市場で政府機関閉鎖の解除観測受け強気優勢になったことから、午前10時前に5万1500円を超えましたが、半導体関連銘柄の利食い売りに押されて5万0600円近辺まで下落する局面がありました。
大引けには、一目均衡表の日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)である5万08500円台まで戻りました。
夜間取引の日経平均先物(12月限)は、日経平均株価への寄与度が高いソフトバンクグループの好決算発表を受けて5万1000円超えへ上昇して始まりました。米国株市場開始前に米雇用の弱い指標を受けて5万0800円近辺まで下落しましたが、政府機関閉鎖の終結に向けた動きを受けた米国株高から5万1200円近くまで上昇しました。一方で、ソフトバンクグループがエヌビディア株を全部売却したとのニュースを受けてナスダック総合指数が前日比マイナスだったことから、上値が重い推移となりました。
12日の日経平均株価は、ソフトバンクグループの好決算を受けて寄り付きは高く始まるものの、上値が抑えられる展開を想定します。ミニ先物とオプションの最終決済に係る特別清算値(SQ値)の算出を金曜日に控えて、5万1000円を意識しつつ、引き続き値動きの荒い動きとなることが考えられます。



