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225耳より情報

225耳より情報(5万円割れか、5万0500円超えか)

2025年11月10日 08:25

おはようございます。

7日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「5万円〜5万0500円のレンジ内で5万0250円を軸とした推移を想定します。ただ、週末を控えていることもあり、5万円近辺まで下落した場合、不安定な米国株市場への警戒を背景に、投機的な売り仕掛けの動きから一時的に下振れする可能性にも配慮が必要でしょう。」と書きました。

実際には、米株安を受けハイテク株などが売り先行となり、先物(12月限)ベースで午前9時過ぎの5万0460円の高値から、午後1時頃にかけて一時5万円台を割り込みました。

その後は高市首相が衆院予算委員会で、経済財政運営に関し、基礎的財政収支(PB)の単年度での黒字化を目指す姿勢を取り下げる考えを表明したことを背景に、押し目買いから5万0300円台まで戻り上昇となりました。

夜間取引の日経平均先物(12月限)は、夕方に5万0500円近辺まで上昇継続後、欧州株の冴えない動きを背景に5万円近辺まで下落しました。

米国株取引開始後は、ミシガン大学の消費者信頼感指数の速報値が低調だったことや引き続きハイテク株への売りが続いたことを受けて4万9700円まで下落する局面がありましたが、米連邦政府機関の閉鎖の解消に向けて議会で話し合いが行われる可能性から売りポジションを解消する動きに伴って5万0400円近辺まで上昇しました。

10日の日経平均株価は、5万0500円超えの上値を試してから戻り売りとなるのか、5万0400円近辺から売り基調で推移するのか、といったところが焦点となりそうです。一目均衡表の日足の転換線(ローソク足9本分の高値と安値の中心値)が5万0800円近辺にあることから、5万0500円からの上振れの余地は残ります。

午前9時45分からの氷見野日銀副総裁による国会での答弁も要注目です。また、米連邦政府機関の閉鎖に解決の糸口が見つからない場合は、5万円割れから4万9750円近辺への下振れも想定されるところです。

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