225耳より情報
225耳より情報(メジャーSQ通過後のトレンドを確認)
2025年03月14日 08:28
おはようございます。
13日の「225耳より情報」で、日経平均株価について「先物(ラージとミニ)とオプションの3月限の取引最終日の要因から、オプション権利行使価格として3万7000円、および3万7250円が意識されやすい展開とみます。下振れる場合は前日終値近辺で押し目買いがが入ることが期待」と書きました。
実際には、米ハイテク株買いを受けて寄り付き後に3万7300円近辺まで買われた後、午前中は3万7050円までの戻り売りにとどまりましたが、午後に植田日銀総裁による国会での発言が伝わると、追加利上げ期待からの円高ドル安を受けて、前日終値近辺の3万6800円まで下落しました。
日経平均先物(6月限)は、3月末配当分のマイナス(307円)と、期先までの調達金利分のプラス(約55円)を合算して、現物価格から約250円分のマイナスになると考えられます。
夜間取引では、ドイツの経済指標が堅調だったことを背景に、午後7時過ぎに3万6800円近くまで上昇する場面がありましたが、米国株取引時間になると、EUに関連したトランプ関税の新たな動きもあり、3万6300円まで下落する場面がありました。
朝方にかけては3万6500円近辺で推移しました。
14日の日経平均株価は、先物(ラージとミニ)とオプションの3月限の最終決済に係る特別清算値(SQ値)の概算値が寄り付き後に出てきた後は、米国ハイテク株売りから3万6500円の下値を試す動きが想定されます。
上値は3万6800円、または3万7000円が意識されやすいポイントでしょう。
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が国内外の株式、債券に25%ずつ配分する現在の基本ポートフォリオ(資産構成割合)を2025年度以降も維持する方針を固めたことは、円高ドル安への懸念を和らげるものとして海外勢からも好感される可能性がありそうです。